プライDの墓場

苦しむ新留年生の自分語り。戯言。闇。無害ではない。購読非推奨。見たい人だけ見てください。

普段活字を読まない人間が一番読みたくなかった本を遂に読んだ話

こんばんは。こんなクソ夜中に泣き腫らして疲れました。(執筆開始1/23深夜2時前)やらねければいけないことも沢山あるのに…

というのも今まで目を背けていたとある本を遂に読みました。自分が辛くなるだけだし本当は読みたくなかったけど。でも今の自分には最高の薬になると思いました。ネタバレもだし自分の腐り切っていた感情から出た汚い言葉もあると思うので以下注意です。本当に読みたい人だけでどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

何者(新潮文庫

昨年映画にもなっていた何者。

学部の友達に薦められてはいたけど普段漫画ばかり読んで活字は読まないし今の自分が読んだら精神が壊されるとか辛くなるとか言ってはぐらかして逃げてきました。でも追い込まれてしまった現在、いつまでも現実が見れないゴミクズな自分への戒めとして遂にその本を手に取りました。

 

感想は簡潔に纏めると読んで良かったです。薦めてくれた学部の友達に感謝します。本当にありがとうございます。

 

読んで良かった。でも胸と首を同時に鷲掴みにされて締め付けらるような辛さが襲いました。主人公が僕と同じような性格だから。僕は主人公のように女子の友達殆どいないけど。

自分はそれなりに冷静でそれなりに真面目で周りがそれなりに見えて一歩引いた行動が出来て。大学に入ってから自分のことをずっとそう捉えていた。勿論失敗も沢山してきたし時には感情的になることもある。アルバイトも頑張って続けてきた。だから何となく何とかなるだろうとはずっと思っていた。今までそれで何とかなってきてから。

 

でもその甘い考えは打ち砕かれた。結局周りが先へ行く中、自分はずっと昔のままだった。高校生活が堕落していた自分は大学受験で都会の悪くない程度の大学に行けて天狗になっていた。一人暮らしを始めて自分が勝ち誇った気でいた。そこまで仲良くなかった地元の同級生達を心底見下していたと思う 

毎日忙しいアピール?意識高いアピール?オール飲み?インスタとかでリア充アピールしないと気が済まない?見ていて痛々しいわ。こいつらと同類は勘弁。昨年の6月くらいまでずっと内心思っていた。

でも一番痛々しいのはカッコ悪い姿を見せずにカッコ悪い事をいつまでもしていて非を認めない現実から背を背ける自分だった。気付いたキッカケは分からない。でも周りが僕より先の道へどんどん行く。その中で焦って泣いて精神おかしくしてそこでやっと気付いたのかもしれない。

クソ寒い自分語りはこの辺にしておいて何者の主人公がまんま僕だった。周りを分析しているフリして内心意識高い奴を心底見下しているのが。主人公と就活仲間の1人である理香が感情をぶつけ合うシーンはもう読むのが辛かった。脳内再生された。今まで散々バカにしてた意識高い人にそれを言われている気がして。気が付けば涙がボロボロ溢れていた。そしてこんな時間になっていた。

 

読むのは辛かったけどこの本を読んで良かったです。醜くてもカッコ悪くても前に進む勇気を貰えました。

たまには活字も良いものですね。改めてこんなクソ汚い言葉でブログを綴ったことをお詫び申し上げます。でも感情を吐き出したかった。それだけです。許してください。